私定時で帰ります 最終回ネタバレ感想|納期に間に合うのか?【わた定】

2019年春ドラマ
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こんにちは!

今回は「わたし、定時で帰ります。」第10話 最終回ネタバレ感想を紹介します。

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私定時で帰ります。最終回ネタバレ

帰宅した東山結衣(吉高由里子)は、婚約者の諏訪巧(中丸雄一)に、浮気をしたと告げられる。

突然のことに動揺する結衣…。相手は巧の会社の先輩だという。

巧は結衣を裏切ったとして、結婚できないという。

– – 6日後 – –

今はしばらく時間をおきたいと言われ、会うことができない。

外注先が倒産?

結衣が朝食をとっていると、吾妻徹(柄本時生)から外注先が倒産したとの連絡が入る。

納期まであと3週間。

倒産した外注先を紹介したのは福永清次(ユースケ・サンタマリア)である。

激安でやってくれるとのことであった。

少し前から気付いていたのではと、三谷佳菜子(シシド・カフカ)は吾妻を責める。

どうやら結婚を控えた結衣に遠慮して、相談が遅れたらしい。

状況をみていた種田晃太郎(向井理)は三谷にフリーのエンジニアを探すようアドバイスする。

どうにかエンジニアが確保でき、当面の危機は回避される。

賤ケ岳八重が復帰⚡️

そこへ、夫の母親のために熊本に行っていた賤ケ岳八重(内田有紀)がやって来る。

来週から復帰できるという。

賤ケ岳がいてくれると心強いと話す種田。

皆の表情にも安堵の色が浮かぶ。

巧とのことを誰にも相談できなかった結衣は、上海飯店でたまらず八重に打ち明けた。

「結婚ダメになるかもしれません」

「巧は家を出て行くし浮気したっていうし家を出て行くし」

結衣は自分が結婚のことも巧のことも、ほったらかしにしたせいであると言う。

さらに仕事上のこととはいえ、巧より種田といる時間が長くなり、それを巧が気にして不安にさせたせいでもあるという。

「このまま別れるのは嫌」と泣く結衣。

それには直接話すことだと諭される。

納得するまで話し合うことが、先決であると。

二人で一緒にいないほうがいい・・

翌日は休みの日。

結衣は巧を巧の実家近くのつつじの森公園に、呼び出す。

結衣はこのまま結婚をやめる気はない、顔見て話がしたいと訴える。

ただ原因は結衣のほうにあり、忙しさを理由に巧を大事にできなかったと謝る。

今の仕事が終わったら元の生活に戻すので、やり直せないかと話す。

巧は仕事より結衣を優先することを決心していたという。

それは結衣が種田のことを、仕事優先だったと語ったためである。

ただ無理してそうしていたわけではなく、巧の意志でそうしていたようだ。

でもここへきて、二人で一緒にいないほうがいいと思ったという。

それ以上話し合う余地はなさそうだった….。

諏訪巧との結婚はダメになりました。

結衣は実家へ行き、結婚がダメになったと話す。

そして納期まで忙しいので、実家から会社へ通うという。

– 納品まであと14日 –

星印工場との打ち合わせが終了する。

その後、福永だけ話があると言われる。

星印工場の担当者は、福永の前の会社で酷使された会社に所属していた過去がある。

福永への不信感がかなり根強く残っているのだ。

福永を待つ間、結衣と種田は個人的な話をする。

結衣は諏訪との結婚がダメになったと報告する。

好きな人ができるとその人の都合のいいところばかりしか見えなくなり、本当は何を考えているのか知ろうとしなくなると話す。

そこが自分のダメなところだと。

そこへ戻ってきた福永は、くだらない世間話だったとごまかした。

福永はどういう人物なのか

納品まであと11日。

星印工場側から警戒されていると感じた福永は、急に仕事内容に首を突っ込むようになる。

星印工場には種田一人が呼び出されていた。

星印工場の運用は、このままではBASIC ONに取られるという。

交渉への条件はこの案件から福永をはずすことであった。

会社に戻り、結衣にその事を話すと外すしかないと言う結衣。

しかし種田は、福永は福永なりのやり方で社員を守ろうとしていたと話す。

福永の過去を知らない結衣は到底納得できない..。

福永は、リーマンショックの後くらいから、無理な仕事を取ってくるようになったという。

福永は会社を守るために家を売ったこともあった。

それでも業績は落ち込み、妻子にも去られ、種田たちもやめ、会社はつぶれたという。

過去の事情がわかり、トーンは下がったものの、福永に降りてもらうしか道はない。

種田もついに結衣の意見に同意する。

この件は「種田さんに言われたら傷つきますよね」といい結衣が話すことに。

もう頑張るの、やめちゃったらどうですか

福永の接待先に行き、終わるのを待つ結衣。

福永は星印の案件も種田が何とかしてくれると話す。

結衣が、先方が福永さんのことを外してほしいと話すと、福永は予期していたように一気にまくしたてた。

福永は福永で不満を抱えていたのだ。

無理な注文ばかりしてくる星印工場に。

星印の牛松も、制作4部の部下たちも皆、手の平を返すと。

誰も自分で責任を取らないと。仕事が大変だというが、仕事が無かったらどうするのかとも。

社長にも部長にも向いていない自分だが、やるしかないだろうと。

何が悪かったのか、どこをどう間違ったのかと嘆く福永に、結衣は優しく言う。

「もう頑張るの、やめちゃったらどうですか。」

結衣は社員研修で社長に言われたことを話す。

「疲れたら必ず一息入れなさい」と。

「心身ともに健康でないと、幸せも感じられない」と。

しかし納得できない福永に、いつ現れたのか分からないが種田がきて「降りてください」という。

「福永さん。降りてください。チームのためです。お願いします」と。

種田は深々と頭を下げる。

すべてを悟った福永の表情はどこか晴れやかだ。

帰り際振り返った福永は、結衣に種田のことを話す。

種田が仕事ばかりしているのは、自分のせいではないという。

種田は仕事が好きなのだと。自分から仕事を取ったら何も残らないと思っていると。

同意を求められた種田だが、答えられなかった..。

福永はそんな種田に「それってそんなに悪いことなのかな」と話し去っていった。

福永の表情はもうすっかり穏やかだ。

兄を助けてください!

帰宅途中の結衣に、種田柊(桜田通)から電話がかかる。

それは兄の晃太郎を心配する内容であった。

ろくに休まず、家にも帰らない晃太郎の現状を知っていたのだ。

晃太郎は子どもの頃から、周りの期待に応えることが自分の存在価値だと思っているのだという。

誰のこともがっかりさせたくないのだと。

でも本当はそれほど強い人間ではないのだとも…。

死ぬ気でやれば必ず乗り越えられると、自分に言い聞かせているだけだと。

兄の晃太郎を助けてほしいと。このままじゃ心も体も壊れてしまうと….。

「わかった、やってみる」と言う結衣。

すべてをかけて仕事をする喜び?

– 納品まであと10日 –

結衣は管理部の石黒に人員を貸してくれるように頼む。

だが人が余っているチームはないと取り合ってもらえない。

ここでも種田が何とかしてくれると言われる。

種田の現状を話すも、石黒の考えは変わらない。

それどころか、すべてをかけて仕事をする喜びがあるとまで言われる。

自分達労働者は、多かれ少なかれ仕事に命をかけているとも。

死ぬまでの貴重な時間の大半を労働に捧げていると。

直訴してみたらどうだ

– 納品まであと7日 –

福永は出社しない。制作4部のメンバーは事情を知らされていない。

– 納品まであと5日 –

結衣が実家に帰ると、母が父の喪服を準備している。

昔父の部下だった人が、仕事中に急死したという。

結衣は父親に問う。

「お父さんなら何て言ったら家に帰ってきた?」

仕事が好きで、仕事に命をかけてしまう人をどうすれば止められるかと。

父は「自分なら何を言われても帰らなかっただろうな」と答える。

自分たちの時代は、日本が世界一豊かな国になれば、当たり前に家族も自分も幸せになれると思っていたという。

「幸せのため?本当はそう思っていないよね?」と結衣は迫る。

おかしいことをおかしいと言えない人や、心の中で苦しんでいてもそれを口にできない人が大勢いるとも話す。

今なら父の気持ちが少しはわかると話す結衣。

家族や部下を守るために一生懸命働いていたんだねっと。

そんな結衣に父は直訴することをすすめる。

一番偉い人に、10年働いて学んだことを全部ぶつけて、勝負してみろと。

もしかしたら話聞いてくれるかもしれんぞ、とアドバイスされる。

皆、不安なんです

– 納品まであと4日 –

結衣は社長の早朝トレーニングの時間を見計らって、待ちうける。

社長は東山結衣のことをよく覚えていた。

おまけに制作4部の置かれている状況も、結衣が残業していることも把握していた。

環境も制度も整えたのに皆は定時で帰らない。有給をとろうともしない。そのことを社長は不思議がる。

結衣は皆不安なのだと答える。

居場所がなくなるのではと怯えたり、認められたくて無理をしたり、孤独な時間を仕事で埋めようとしたり、変わっていく世の中についていけなかったりと。

だから仕事に命をかけてしまう人もいるのではないかと。

でもそれは間違ってる。働きたいのは止められないが、休みは取るべきだと。

皆幸せに働きたくて悩みを抱えていることを知ってしまい、自分さえよければとは思えなくなったと。

「で、君は何が言いたいの?」と問われる結衣。

そして、社長に何事か頼んだ。

間違っても自分を犠牲にしてはいけない

– 納品まであと2日 –

今日は会社の休みの日である。

種田はもう5日も帰らず、仕事し続けていた。

効率が落ちるどころか、スピードが上がっているらしい。

結衣が連れてきたのは、管理部の石黒。

元エンジニアであり、能力も優秀、結衣や賤ケ岳八重の元上司でもある。

そして過去に過労で入院したこともある。

社長の計らいで実現した人員確保である。

仕事を始める前に結衣は皆に伝える。

「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです」

これは社長の言葉である。

「間違っても自分を犠牲にするな」と言うことだと。

食事と休憩はしっかりとるようにと。

しかし種田はそれでも休まない….。納品が終わったら休むと。

結衣「なんでそんな働くんですか?」

種田「わかんない」

結衣が倒れる!

– 午後1時 –

石黒は次々と、仕事を片付ける。結衣は体の不調を感じるも、別室で仕事を続けていた。

昼食は摂っていない。

– 午後9時 –

結衣は来栖泰斗(泉澤祐希)に帰るよう促すも、この土日だけ頑張るという。

そこへ上海飯店から差し入れが届く。

しかしこれは王丹(江口のりこ)のしたことであった。請求は種田にいった。

– 午後11時30分 –

結衣の体調は明らかに良くない…。

それでも12時まで休むとみんなに言い、また別室で働き続ける。

「無理をして働き続ける声」が結衣の頭の中でよみがえる…。

ついに、結衣は昏倒する。

社長が同行

1時間たっても結衣は戻らない、心配した晃太郎は結衣を探しに行く。

ついに晃太郎は結衣を発見する。

結衣は完全に意識を失ったまま、倒れていた。

 

そして結衣が目覚めたのは、病院だった。

そこには晃太郎の姿もあった。

「お前は馬鹿か」

「納品早くしないと」と飛び起きるが

すでに納品は終わっていた。

しっかり食事と休憩を取った皆の力である。

結衣は、一日半寝ていたことになる。

星印工場の運用はなぜか取れていた。

 

社長は結衣が倒れたことを知り、納品に同行していたのだ。

その席で、社員に無理を強いる企業とは今後、取引しないことを宣言していた。

しかも追加費用の請求もしていた。それでも逆に運用が任されたのである。

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働き方を見つめなおす晃太郎

晃太郎は結衣に、何故ここまで無理をしたかをきつく問う。

結衣は「いくら休めといっても聞いてくれないから知りたくなった」と答える。

「晃太郎はどんな気持ちで働いているのか、仕事にすべてを捧げるってどういう気持ちなのか」と。

「ただ私にはわからなかったよ」と言う結衣。

「もうこんな無理をするな」という晃太郎。

結衣は頭をケガしており、3針縫っていた。

晃太郎の話が「らしい」で進むことに気付いた結衣は、晃太郎がずっとここにいたのかと冗談のように聞いた。

晃太郎はずっと起きない結衣が心配で、怖いくらいだったとキツく言う。

「このまま結衣が帰ってこなかったらどうしよう」と思ったと真剣に続ける。

晃太郎はなぜ結衣が休めと言っていたのかようやく分かったとも付け加える。

「俺が間違ってたんだな」と。

結衣は

「私も間違ってた。大事な人を目の前で失うのが怖くて、会えない方がマシだと思って。晃太郎から逃げた」と話す。

「泣いた顔を初めて見た」という結衣。

「泣いてねえし」と晃太郎。

なんの為に働くのか?

上海飯店で打ち上げをするメンバー。

結衣は心から皆に感謝の言葉を述べる。

そして結衣は人はなぜ働くのかを考えたという。

給料のため、子どものため、家族のため、会社のため、自分のため、将来のため、老後のため。

と答えるメンバー。

結衣はよくわからなかったという。

これからも皆と元気に働きたい気持ちだけは笑顔で伝えた。

 

実家に帰った晃太郎。

迎える柊の表情も穏やかだ。

「なんか元気そうだね」「お前もな」

一方、巧と結衣は部屋の契約も終了し

「会社の先輩とどうなったの?」「僕は一人の方がいいみたい」

「今までありがとう楽しかった」

と円満に別れる。

 

半年後、会社ではリモートワークが始まるようである。

福永はその戦略チームに入っていた。

決まった時間で利益を出す方が難しい、挑みがいがあるなどと話す結衣と晃太郎。

 

立ち止まった交差点で

「会社に戻るんですか?」

「どうせもうすぐ定時だ」

「上海もうすぐ空きますね」

「まだ実家で暮らしてるの?」

「ボーナス出たら引っ越します。腫れ物扱うようにしてくるんで」

「俺ん家来れば?マンションでも買うか」

「どうゆう意味?」

「一緒に住もうって言ってるの」

「前向きに検討させていただきます」

と晃太郎は結衣にうちにくればと誘う。

上海飯店の半額サービスに間に合うように笑顔で走り出す結衣と晃太郎であった。

わたし、定時で帰ります。10話感想

今回一番ホっとしたのは、福永が自分の居場所を見つけたことです。

種田の話を聞くまでは、自分の手柄や実績のためだけに、社員や外注先を口先で自分本位に使おうとする人だと思っていました。

それが種田の話から、彼なりに考えて社員や会社を守ろうとしたことがあると知り、どうなってしまうのか心配していました。

それが星印工場の案件から福永が降りなくてはならないことになったことで、福永の新しい道が開けたのでした。福永が今までの我慢や不満を吐き出し、そこで結衣の頑張らなくていいという話を聞き、肩の荷をおろしたからでした。

福永もまた自身の働き方について、相談する人がなく悩んでいた一人だったのです。

今回、ネットヒーローズの社長が大活躍でしたので忘れがちですが、定時で帰れるような制度や環境を整えたもののそれを活用できていたとは言えませんでした。

社長もまた、働く社員の気持ちや、置かれている立場が分からず、自分の考えだけで進めてしまった結果でした。

やはり相談できる人がいなかったことが原因です。

さらに言えば、制作4部がピンチだと知りながら、自分からは何も手を打っていないのでした。

また種田柊と兄の晃太郎の仲が少し近づいたのは、うれしかったです。

自分の部屋から出て、兄と会話できるようになったのですから、世間で働く日もそう遠くはないでしょう。

倒れてしまった結衣には気の毒ですが、それで晃太郎が目覚めるとは、ものすごい最後でした。

仕事が好きで、自分の意志で働き続ける人をこのような形で止めるとは驚きです。

まさにドラマであり、こうした構成を考え付くこと自体が素晴らしいと思いました。

この回をそしてドラマ全体の最後を締めくくるのに、ふさわしかったです。

制作4部の人間を中心に、仕事上様々な立場で悩む姿がとても印象に残りました。

民間の会社で社員として働いたことのない自分ですが、過労で倒れ一日入院したことを思い出しました。

当時25歳くらいです。過労とも何とも思わず仕事があるから働いていました。

倒れるとは考えもしていませんでした。その後、過労について意識したのは20年後くらいです。

とても甘い考えであり、危なかったです。

最後に気になったのは、上海飯店での打ち上げの席で、賤ケ岳八重は、なぜ働くかの結衣の考えの予想として、「会社のため」と言っていました。

まだ八重は、このような考えをしているのです。

「会社のためじゃないよね」などと言ってくれればよかったのですが。

復帰した八重は、きっとまた無茶な働き方をするような気がして、心配になりました。

種田はもう、無茶な働き方はしないことでしょう。結衣と晃太郎の幸せを祈ります。

A子の感想

結衣が血を流して倒れていた時はビックリしましたが、病院で真剣に心配している

種田さんがカッコよかったし、働き方を見つめ直してくれて本当によかったと思いました。

巧も結衣の為に嘘をついて身を引いてて切ないけど、結衣がまだ種田さんの事好きって分かってたのかな。

最後のシーンの「俺ん家来れば?マンションでも買うか」「一緒に住もうって言ってるの」と

照れながら結衣に言っている種田さん、微笑ましすぎる❤︎

上海飯店の半額サービスの為に一緒に走ってくれるところもよかったです^^

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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